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zoom RSS Billie Holiday: All or Nothing at All Disc 1 (Verv

<<   作成日時 : 2013/01/03 00:45   >>

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all or nothing

ビリー・ホリデイ後期の最高傑作は下に取り上げた’55年8月23日と25日のセッションだと思うが、それに劣らず素晴らしいセッションがある。'56年8月14日と18日のセッション、そして「ビリーのマラソンセッション」と言われる’57年1月3日から9日までの土日を除く5日間のセッションである。これらのセッションは、生前3枚のアルバムに分散されて収録されていた。All or Nothing at All, Songs for Distingue Lovers(邦題『アラバマに星落ちて』), Body and Soul であるが、この3枚を2枚組にまとめ、なおかつ吹き込み順に並べた好アルバムを紹介する。

タイトルは1枚目のアルバムと同様 All or Nothing at All。Disk1には'56年8月14日と18日、および'57年1月3日と4日の15曲が収められている。

1. Do Nothin' Till You Hear From Me
2. Cheek To Cheek
3. Ill Wind (You're Blowin' Me No Good)
4. Speak Low

5. We'll Be Together Again
6. All Or Nothing At All
7. Sophisticated Lady
8. April In Paris

9. I Wished On The Moon
10. Moonlight In Vermont
11. A Foggy Day

12. Didn't KNow What Time It Was
13. Just One Of Those Things
14. Comes Love (Alternative Take)
15. Comes Love

まず8/14の演奏であるが、選曲がよい。スイングテンポの "Do Nothing," アップテンポでビリーも後半アドリブを展開する "Cheek," バラードの "Ill Wind," そしてラテンで演奏される "Speak Low" である。声がだんだんきつくなっていることが痛い程分かるが、どれも楽しく、そして心を打つ歌唱であり、バックミュージシャンのソロである。

18日の4曲で特筆すべきは6曲目のタイトル曲、 "All or Nothing" である。この頃になると彼女は狭まった音域をカバーするために、時に語るような歌うような節回しをするところがある。この曲のサビに聴かれる節回しがまさにそれであり、この特質は年を追うごとに強まり、『レディー・イン・サテン』に至るのである。また7曲目のエリントンナンバーに聴かれるベン・ウェブスターのソロは絶品であり、同曲のテナーソロの中でも1,2を争う。それもそのはずで、ソフィスティケイティッド・レディーと言えばエリントン楽団のバリトン奏者ハリー・カーネイだが、彼のコッテリとしたサウンドに合うように作られたこの曲を、テナーの中ではかなりのとんこつ派というかコッテリ派のベンに合わないわけがない。

'57年に入ってからのセッションでは、10曲目「ヴァーモントの月」などもはや出すことの出来ない高域を補う工夫がされていたりするが、1月4日のセッションではかなり調子がよく、「時さえ忘れて」も「ジャスト」もヴァースから歌い、ソロを挟んだ後半では「あの頃」のような独自のタメと後乗りでスイング感も満載である。そして "Comes Love" 別テイクを含むこの曲は、「ビリーのマラソンセッション」中でも最高の出来を示した1曲である。

Disk2の各曲については、いずれまた(っていつになるやら・・・)



オリジナルがいいという方のためには。

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